にじいろ家族日記

実子と里子ちゃんの子育てや家族の事などの記録です

ふつうってなんだろう?

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尊敬する人

私の尊敬する人はマザー・テレサです。

『マザー・テレサ 愛の花束 ~身近な小さなことに誠実に、親切に~』

と言う本は何度も読んでいますが、読むたびに優しい気持ちになります( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

 

 それからもう一人、この人凄いなと思う人がいます。

それは家の11歳の長男です。

 

家の長男

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 あまり褒めると調子に乗りすぎるので少しにしますが(^_^;)

本当に正義感が強くて、人の気持ちになって物事を見ることができる、優しい長男でつい最近の事では…

 

『僕は優しすぎるから空手していてよかった。だって大事な人とかを守れるじゃん。』とか

 

『学校の近くのお地蔵さんに花とかお供えして、手合わせてるおじいさんとかおばあさんがいるんだけど、それを見て笑う友達がいるんだけど、僕はそう言うのは違うと思うから笑わないんだ。』

 

コンビニで水着の女の人を見て『この人かわいそう。仕事でお金もらってたとしても、こんな裸みたいな格好させられてかわいそう。』と、たまに突然とんでもなく感心させられるようなことを言います!

 

そんな長男には吃音があります。

 

吃音

長男にはこの事をブログに書いていい?と聞いて許可を得て書いています。

長男は1歳後半の頃に「ママ」「パパ」などの簡単な単語を話し始めて2歳を過ぎたころには簡単な会話は出来るようになっていました。

 

そんなしゃべる事が出来るようになって間もない長男が、ある日

マ、マ、マ、ママ」

あ、あ、あ、あ、あれ」と言うように最初の言葉を繰り返し言うようになりました。

 

私は初めての子どもで【吃音】と言う言葉も聞いたことがなく、最初はふざけてそう言うしゃべり方をしているのかな?と思っていました。

 

それからしばらくたってもそのしゃべり方は続き、これはふざけてそう言うしゃべり方をしているのではない。と思い小児科に行ったときに先生に聞いて初めて【吃音】と言う言葉を知りました。

 

言語聴覚士さんからのアドバイス

それから言語聴覚士さんの所に通うようになりました。

言語聴覚士さんの所では、特に言葉の訓練をするとかではなく、子どもが遊んでいる様子を言語聴覚士の方が様子を見る。と言う感じでした。

 

その時に言語聴覚士さんから『もし吃音がでても、もっとゆっくり話してごらん。とか言いなおしさせると逆に子どもが気にして、楽しくしゃべる事が出来なくなるからお母さんは気にせず、お子さんと楽しく会話してください。』

と言うアドバイスをいただきました。

 

そのアドバイスは家族だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんにも伝えて、言い直しをさせないように一緒に協力してもらいました。

 

僕は気になるんだよ…

それから幼稚園の年中さんくらいの時が一番吃音がでていたのですが、小学校に入って少し吃音が落ち着いたころ長男が

 

『なんで僕のしゃべり方は、こう言うしゃべり方なんだろう。僕は気になるんだよ。と言ったときがありました。

 

この時『あぁ。長男は知りたいんだな。大きくなって状況も理解できるようになったし、これからは気にしなくていい。じゃなくて一緒に向き合ってみよう』と思いました。

 

それから色々と吃音に関する情報を集め始めました。

吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世の映画『英国王のスピーチ』

のDVDを借りて家族で見たり、お医者さんで吃音の症状を持っている、菊池 良和(きくち よしかず)先生の書かれた子どもの吃音ママ応援BOOK』と言う本を見たりしました。

 

 

この菊池 良和先生にもありますし、私も言われた事があるのですが、吃音症のお子さんを持つお母さんやお父さんの中には『愛情不足が原因なんじゃない?』『厳しくしつけたから、そのストレスでそうなったんじゃない?』と言われることもあり、親子で苦しむ方たちもいます。

 

でもこの本にもかいてありますが、その誤解や偏見は間違っています。

周りや身内に、吃音症のお子さんを持つ親御さんがいたらそう言う事を言って傷つけないであげてください。

 

親が苦しめば子ども自分のせいでお父さん、お母さんが悲しんでいる…と子どもも苦しくなります。

 

このブログを書いている時、長男と吃音についてどう思うか、吃音に関する情報などを見た時どう感じたかなど、話しながら書きました。

 

長男は『僕もこのしゃべり方で一時期、からかわれていて嫌な思いをしたけど、そういう吃音の症状がある人の話を聞いたり、見たりすると僕だけじゃないんだ。と安心する。もっとたくさんの人がちゃんと吃音を知ってくれれば、からかわれて悲しい思いをする人が減ると思う。』

と言っていました。

 

ふつうってなんだろう?

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以前子どもたちとNHKを見ていた時『ふつうってなんだろう?』と言う番組が放送されていました。

 

その番組では

注意して話を聞いていても何の前触れもなく突然話が聞こえなくなってしまうという方の話や、手で字を書く事が苦手で一つの字を書くのに人の三倍時間がかかるけど、パソコンを使えば字を書く事が出来るという様々な個性がある方の話のお話を本人が語り、アニメーションのイラストでその時の状況などを再現していると言う番組でした。

 

特に印象に残っているのは落語家:柳家 家緑 (やなぎや かろく)さんのお話しでした。

 

落語家の柳家 家緑さんは

ライム→ラムネ

あさくさ→さあくさ

のように文字を読むことが苦手で中学時代の通知表は美術と音楽以外は、ほぼ1か2だったそうです。

 

中学を卒業後、落語の世界に入った柳家 家緑さん。

落語の稽古はお師匠さんからの口伝えで教わるそうで、今でも文字を読むことは苦手だそうですが、落語がとても大好きだそうです。

 

 11歳の息子も、その番組を食い入るように見ていました。

 

番組の最後に柳家 家緑さんは『できない事ばかりに目を向けるのではなく、好きな事に目をむけてほしいな』とおっしゃっていました。

 

 番組を見た後、長男や子どもたちと『いろんな人がいるね』とう話から、それぞれの『普通』についての話になり長男は『僕はこのしゃべり方が普通。でもそうじゃない人からみたら普通じゃないからからかわれるんだよ。』と言っていました。

 

よく『普通こうでしょ』とか言っているのは何を基準にした『普通』なんだろう。

人数が多ければそれが『普通』なのかな?

 

あなたの普通はなんですか?
あなたの普通じゃないところはどこですか?
あなたの普通と違ったら、からかってもいいんですか?
人数が少ないからと言って普通じゃないと決めつけていいんですか?

 

あなたの普通と違うから、あなたと一緒にしたら面白い事が思い浮かぶかもしれないし、人数が少ない少数派でもとても良いところを持っている人がいかもよ!

 

などと親子で考えるきっかけにもなりました。

 

最後に

長男が『僕は気になるんだよ』と言ってくれて、吃音について家族で向き合うようになって、それは差別でもなんでもなく、【吃音】を見て見ぬふりをするような『気にしなくていいよ』と言う事でもなく、個性として一緒に考えて向き合っていく事が大事だと思いました。

 

でもこれも、家の長男にとってはの事で、それぞれの普通や個性があるように皆が皆同じ考えや、やり方でいいという事ではないと思います。

 

ただ、人と違うからからかったり、差別するのではなく、個性として認めあえるようになるには、長男が言ったように、もっとちゃんと知ってその人の立場に立って考える事が大事だなと思いました。

 

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いつもコメント欄やTwitterから、ご意見やご感想いただきありがとうございます。

とてもありがたいです。これからも少しでも多くの方と一緒に考えたり情報を共有できたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました(*ᴗˬᴗ)⁾⁾