真実告知
【真実告知】
産んでくれたお母さんがいる事、その子の生い立ちについて話す事です。
真実告知をする時期などについて、最近では子どもの思春期などと重なると子どものショックが大きかったり、近所の人や知人から里子だと聞かされたりすることもあるので、小さいうちから真実告知をしていくのが良いと言われています。
先月末、生後8か月の時から家にいる、現在5歳の里子ちゃん(もんちゃん)に生い立ちについて話す【真実告知】を行いました。
もんちゃんが頃幼稚園での誕生会を終えて帰って来た時『ぼくは生まれた時どんな赤ちゃんだった?』と聞いてきた事がありました。
その時、そろそろ生い立ちについて話そうと決めました。
真実告知当日
真実告知は家族の大切な話しなので、夫はもちろん、10歳と11歳の実子も一緒にその場に一緒にいてもらい、普段一緒に過ごす時間が長い、私から伝える事にしました。
『もんちゃんおいで。皆で本読も』と、もんちゃんとこの本を読みました。
読み終わり、もんちゃんを膝の上に乗せ抱っこして向き合いながら話しました。
- もんちゃんには、私とは別に産んでくれたお母さんがいる事。
- 生んでくれたお母さんとお父さんは心の病気で、もんちゃんの育てる事が出来なかったけど、もんちゃんの事が嫌いだったんじゃなく、もんちゃんが大事だから、守りたいと思ったから、私達のところに来た事。
- 私達も、もんちゃんが大好きでもんちゃんはとっても大切な存在だと言う事。
- これからも、一緒だよ。だから安心していいんだよ。と言う事。
をもんちゃんが、分かりやすいように簡単な言葉で、ゆっくりゆっくり目を見ながら話すようにしました。
もんちゃんは『ふーん。そうなんだ。』と言ってました。
その後あらかじめ作っておいた、もんちゃんが家に来たときから今までのアルバムを一緒に見て、この時はねー。と色々と皆で話しをしました。
家族かたち
『パパとママはお父さんとお母さんが違うから、血は繋がってないよね。でも家族。
血が繋がってても家族とは言えない家庭もあるし、血が繋がってなくても家族って言える家庭もあるよね。家族って血が繋がってるとか繋がってないとかじゃなくて、お互いに思いやったり、一緒に時間を過ごして思い出を作ったりしながら、家族になっていくと思うんだ。』
と実子にも話しています。
もんちゃんはまだ5歳。
もう少し大きくなったらもんちゃんにも話そうと思ってます。
ただ、例えばある程度大きくなってから里親委託された場合などは、生んでくれたお母さんお父さんの記憶や思いなどもありますし、それに対して一概に家族を強要するのもどうかと言うようなケースもあります。
里子ちゃんの背景も様々なので、そこをきちんと見て接していかないといけないと思いますが、その子が大切な存在だと言う事は、どんな背景があったとしても変わらないし、お互いを思いやり生活していく事は、その子が将来家庭を持つときに必ず必要になる事だと思うので、きちんと伝えていかないといけない事だと思っています。
今は小学校2年生の時には生い立ちの授業、4年生では1/2成人式があります。その時にまた、もんちゃんがどれだけ大切な存在かゆっくりゆっくり話していきたいと思います。
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真実告知をするにあたり先輩里親さん、ケースワーカーさんから色々なお話やアドバイスを聞かせていただきました。
一人で考える事も大事ですが、様々な角度から物事を見て考える事も大事だと思うので、こう言った周りの人たちの力も借りながら、子育てをしていきたいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました( *ᵕᴗᵕ )